【インタビュー】
昨年、初めてキャンプを経験し、それを機にアウトドアにハマった紺野さん。これからますます寒くなるキャンプ場で何を着るか、紺野さんの率直な今のファッションの気分をうかがいました。
【紺野ゆり】
1987年2月生まれ。雑誌やファッションショーのモデルとして活動し、雑誌やテレビなどに多数出演。趣味であるゴルフ愛が高じて、ゴルフ誌では幅広い媒体に登場。キャンプメディアへのレギュラー出演を契機にキャンプへの興味も倍増している。
■2021年9月にオープンした「ジャック・ウルフスキン ららぽーと富士見ポップアップストア」
国道254号沿いに立地し、東武東上線・鶴瀬駅からバスに乗って約6分で到着するららぽーと富士見。ここに2021年9月にジャック・ウルフスキンのポップアップストアがオープンしました。同店では、ウエアに限らずテントやスリーピングバッグ、マットレスなど幅広いアイテムを展開しています。
今回は、そんなららぽーと富士見店に紺野ゆりさんが初訪問! 店長の高橋さんにサポートしてもらいつつ、今季にキャンプへ着ていきたいと思うアイテムを本気で選んでもらいました。
■冬キャンプで着ていくコーディネイト
紺野さん:ジャック・ウルフスキンは、シンプルなデザインのアイテムが多いイメージでした。でも、実際お店で見てみるとフリースやアノラックパーカなど、バリエーションが豊富で思わずワクワクしちゃいました!
店長:日本企画のアイテムを拡充しているので、アウトドアウエアとしての機能性をしっかり担保しながらも、日本のトレンドを反映させたラインアップが特徴ですね。
店長:この「JP RV WINTER RECON JACKET」は、ナイロン側とフリース側とをリバーシブルで使えるジャケットなんです。ナイロンにはナチュラルなシワ加工とPFC(過フッ素化合物類)フリーの撥水加工を織り交ぜているので、環境に配慮して作られているんです。それでありながらも雨が降っても安心して着ることができます。フリースはブランドのアイコンとなっているポーマーク(狼の足跡)柄をプリントしたオリジナル柄を採用しています。ジャック・ウルフスキンはモノづくりにおいて、サスティナビリティをとても意識しているブランドなんです。ですので、このアイテムに限らず、すべてのアイテムで脱PFCを達成しているんです。
紺野さん:細部でいろいろとこだわっていてすごいですね。しかもリバーシブルである点は、スタイリングの幅が広がるのでとても魅力です!フリースも滑らかな肌触りで着心地がよさそう。気分に合わせて着分けることができるのはいいですね。
試着したのはメンズのMサイズ。紺野さんは普段からレディスだけでなくメンズも着ているそうで、ゆったりと着るのが今の気分だそうです。
紺野さん:最近はオーバーサイズで着るのもちょっとしたトレンドになってきていますよね。体型をカバーしたり、女性らしさを演出したりする効果もあるんだと思います。私の場合は、身長が高いこともあり、メンズアイテムのほうが、ビッグシルエット感が出せるのと、メンズのほうが好みの色や柄が見つかりやすいこともあり、あえて、男性アイテムを選ぶことが多いんです。
アウターが決まったら、その次は小物をセレクト。入り口のマネキンが被っていた帽子が気になった紺野さんは、すぐさまカラー選びに迷っています。
紺野さん:このフリースが付いた帽子、かわいいですね!以前キャンプをしたとき、こんな帽子を被っている女性が結構いたような。
店長:「JP TASLAN DOG EAR CAP」も今季の新作です。内側のフリースは高い保温性に加え、軽量性や速乾性に優れたオリジナルのフリース素材「ナヌック」を使用しているので、キャンプからアクティビティまでいろんなシーンで快適に使用することができますよ。
紺野さん:あったかいのに蒸れにくいんですね!カラーはgrape leafだと裏地のフリース部分がオフホワイト、blackのカラーだとフリース部分も同色でまとまっているので、着用した時の印象が大きく変わりますね。どっちがいいか迷いますね〜!
■キャンプ用にコーディネイトしたルックがこちら!
アウター:「JP RV WINTER RECON JACKET」¥24,200
パンツ:「JP TECH CORDUROY CLIMB PANT」¥14,300
シューズ:「WOODLAND TEXAPORE LOW M」15,400
帽子:「JP TASLAN DOG EAR CAP」¥6,380
リバーシブルジャケットと帽子を組み合わせたコーディネイト。アウターはメンズのMサイズをチョイスし、ゆったり感を演出しながらテーパードのパンツでメリハリを付けています。
紺野さん:ジャケットは裏地のフリースが身体を包み込んでくれて、あったかいし着心地も良好です。パンツもメンズですが、脚に沿ったデザインで私でも穿けました。アウターがミリタリーカラーなので、パンツはアクセントになるように明るめの色を選んだのがポイントです。
■どうしても気になるアイテムを使ったコーディネイト
アイテム選びをしていて、どうしても目に留まってしまうアイテムがあり、もうワンコーディネートをチョイスすることに。
紺野さん:都心の冬は、外はとても寒い一方で、施設などに入ると暖房が利いてあったかいですよね。ダウンジャケットはとってもあったかいのですが、室内だと暑すぎて汗が出てきてしまうので、冬の服装選びは難しいんですよね。
店長:それなら「MFO CRUSH’IN ICE 3IN1 JKT M2.0」はいかがですか?これは登山用としてお使いいただけるアイテムですが、シェルとフリースを切り離して着用することも可能な3 in 1システムになっています。フリースとシェルをそれぞれ単体で着用することもできますし、二つを合体させることもできるので、気温に合わせて3通りの着回しが可能になるアイテムです。3シーズンをカバーしてくれる優れものですね。
紺野さん:えっ、2つのウエアが一緒になっているんですか!?とっても便利!寒くなったら二重にして着て、暑くなったらどちらかを外せばいいんですもんね。
店長:そうですね。シェルはジャック・ウルフスキン独自の防水透湿素材・テキサポールを使っています。
紺野さん:防水性と透湿性、防風性も兼ね備えているなんて最強ですね。さすが登山用としても通用する高機能ジャケットですね。真冬は都心でも芯まで冷える感覚で困っていたので、これなら安心できそうです。
店長:フリースは先ほど着ていらっしゃった「JP RV WINTER RECON JACKET」と同じマイクロフリースを使っていて、毛足が短いフワフワの肌触りで快適な着心地が味わえます。
紺野さん:フリースは生地がそこまで分厚くないので、施設内ならこの1枚でよさそう。仕事でゴルフをすることがよくあるので、そういった時の休憩中などでも重宝しそうですね。
アウターが決まったところで、次は小物選び。すかさず選んだのが……
紺野さん:このニット帽、ざっくり編みでかわいいですね!
店長:「JP LOW GAUGE ニット カフ」は定番の帽子です。アランセーターに見られるケーブル模様を施したクラシカルデザインで、男女ともに被れるようになっています。リブは伸縮性に富んでいるので、被ってもキツく感じないのが特徴です。
紺野さん:たしかに被りやすいですね。しかも、横にポーマーク(狼の足跡)のロゴがさりげなく刺繍してあって、ちょっとしたアクセントになっているのがかわいい!フィット感があって、アウトドアはもちろん、街中でも被れそうですね。
■コーディネイトしたルックがこちら!
アウター:「MFO CRUSH’IN ICE 3IN1 JKT M2.0」¥30,800
パンツ:「JP TECH CORDUROY CLIMB PANT」¥14,300
シューズ:「FORCE STRIKER TEXAPORE LOW M」¥24,200
帽子:「JP LOW GAUGE ニット カフ」¥4,180
バッグ:「JP URBAN COMMUTER 32」¥24,200
3 in 1システムのジャケットと帽子を組み合わせたコーディネイト。カーキ×ブラックの落ち着いた色味がアウトドアから街中までシーンを選ばない、大人なスタイルを演出。急な天候の変化でも安心して着ていけます。
紺野さん:アウトドアウエアは発色のいいものが多い中、あえて落ち着いたカラーでまとめることで、街中でも馴染みますよね。それでいて機能性も高い点は魅力ですね。
■ショップでFALL+WINTER 2021のアイテムを見た紺野さんの感想
キャンプから街中まで様々なシーンを想定したアイテム選びができてご満悦の紺野さん。数十種類のウエアや小物を見て・触れて・試着してみた感想をうかがった。
---今日はたくさんのウエアやアイテムを試されていましたね。
紺野さん:どれも自分好みのものばかりだったので、つい長居してしまいました(笑)。今までジャック・ウルフスキンはクラシカルなイメージがありましたが、実際に見てみると今のトレンドにハマるスタイリッシュで可愛らしいデザインも多くて、いい発見になりました。
例えば、定番アイテムのフリースでありながらも、オリジナル柄を施しておしゃれになっていたり、シェルと合体させた3 in 1構造になっていたりと、デザイン面、機能面のどちらにおいても特徴的なのが印象に残っています。また、脱PFCを100%達成しているなど、自然に負荷をかけないモノづくりの姿勢も素敵ですよね。どうせ選ぶなら、環境に配慮したものを着たいですし、結果としてそれが格好良ければ言うことなしですよね。
■楽しいだけでなく大変なこともある、それがアウトドアの醍醐味
---昨年からキャンプをするようになったそうですね?
紺野さん:もともと外で過ごすことが好きだったので、仕事でもキャンプができたのは嬉しかったです。
一方で、苦い経験もしました。キャンプをしていたら滝のような雨に降られたのですが、その時テントの設置場所が微妙に斜面になっていたことあり、テント内に雨水が流れ込んできてしまったんです。その時はさすがに対処に苦労しました。また、構造が複雑なテントの設営に2時間近くかかってしまい、夏場だったので熱中症のような症状が出たこともありましたね。そういった意味では楽しさと同時に、アウトドアの大変な一面も体験できました。気軽に始められる気がしてしまうのですが、意外と予備知識なく行ってしまうと、いざ何か起きた際に対応ができないことも痛感しましたね。
---大変な経験もされたのですね。いい経験も含め、アウトドアの魅力はどこにあると思いますか?
紺野さん:街や家でいるだけでは味わえない、非日常的な体験ができることですね。
たとえば料理の面では、家だとありものや効率を求めて凝った料理を作りませんが、キャンプだと自然の中で過ごす特別感とそこへ向かう高揚感で、ダッチオーブンや炭火を使った料理などより、その空間や時間を満喫するための料理を作りたくなります。
昨年、プライベートで友人たちと河口湖のキャンプ場で過ごした際は、夜に炭火で焼いたスペアリブとホットワインというスペシャルなペアリングが出てきて、最高の気分になりました。しかも、焚き火に当たりながら友人たちといろんな話で盛り上がり、またこんな素敵な時間を過ごしたいなと改めて思ったんです。
■キャンプは自然を身近で味わえる手軽な体験機会
---料理はたしかに普段とキャンプとではやる気がまったく異なりますね。
紺野さん:それだけでなく、そのときは夜に星空も見ることができ、1泊だけだったのに自然の魅力を存分に味わえました。
キャンプはただのレジャーではなく、自然を過ごす楽しさを間近でかつ手軽に味わえる機会なんだと思いましたね。そして、それを体験できたからこそ、またキャンプをしたくなるモチベーションにつながってきます。
---たしかに、キャンプは自然を身近で味わえる手軽な機会ですね。最後に、今後アウトドアで挑戦したいことはありますか?
紺野さん:キレイな湖でSUPをしてみたいですね。東京・奥多摩に白丸湖というエメラルドグリーンの美しい風景が広がる湖があると聞いたんです。そこでゆっくりとパドルを漕いで過ごしたいです。ついでに釣りもして、景色を堪能しながら色々なアクティビティに挑戦してみたいですね。
■紺野さんの取材を終えて
仕事のキャンプで、楽しい経験と厳しい経験を同時に味わった紺野さん。経験は浅くても、短時間で自然のよさを身体全体で体感し、人間としてひと皮剥けたことがよかったと笑顔で話している姿が凛々しかったです。
また、“自然に触れる距離と時間を大切にしたい”という紺野さんの思いは、ジャック・ウルフスキンが考える“THE DOOR TO OUTDOORS”の理念にピッタリでした。紺野さんのように、自然の中に身を置いて、身体全身で自然のよさを体験してみませんか?